知っているようで知らない"ガラムマサラ"

ガラムマサラってどんなスパイス?

ガラムマサラは、インド料理でよく使われるスパイスブレンドの一種です。「ガラム」はヒンディー語で「熱い」、「マサラ」は「スパイスのミックス」を意味していますが、実際のガラムマサラは辛味の強いスパイスというよりも、料理に深い風味と温かさを加えるためのものです。一般的に、クローブ、シナモン、クミン、コリアンダー、カルダモンなどのスパイスが混ぜ合わされて作られます。家庭ごとや地域ごとに配合は異なり、そのレシピによって風味や香りに違いがあります。

カレー粉とガラムマサラの違い

カレー粉とガラムマサラはどちらもスパイスのブレンドですが、用途と構成スパイスが異なります。カレー粉は、ターメリックを主成分とし、インド風のカレーに使用されることが多く、料理のベースとして使われます。一方、ガラムマサラは料理の最後に加えて香りを引き立たせる役割があります。また、カレー粉は単体で使うことが多いのに対して、ガラムマサラは他のスパイスと組み合わせて使われることが一般的です。つまり、カレー粉は料理全体の味付けに使われ、ガラムマサラは風味付けに特化しています。

ガラムマサラの普段の料理を取り入れ方

ガラムマサラはカレー以外の料理にも幅広く使える万能スパイスです。たとえば、以下のような料理に活用することができます

スープやシチュー

ガラムマサラを少量加えるだけで、深みのある風味が増します。

炒め物

鶏肉や野菜の炒め物に加えると、スパイシーで温かみのある味わいを引き出せます。 マリネ:ヨーグルトやオイルにガラムマサラを混ぜて、肉や魚のマリネにすると、風味豊かな仕上がりになります。

サラダドレッシング

オリーブオイルや酢に少量のガラムマサラを加えると、エキゾチックなドレッシングが作れます。 普段の料理に少量ずつ試して、好みに合った風味を見つけてみるのも楽しいでしょう。

ガラムマサラの賞味期限と保存方法

ガラムマサラの賞味期限は、開封後6ヶ月から1年が目安です。ただし、これはスパイスの鮮度を保つための期間であり、賞味期限を過ぎても使えないわけではありません。しかし、時間が経つと香りや風味が薄れるため、新鮮な状態で使用することをおすすめします。そのためCARMAでは製造から6ヶ月を賞味期限としています。

保存方法としては、ガラムマサラを湿気や直射日光を避け、密閉できる容器に入れて涼しい場所に保管するのが理想的です。また、冷蔵庫での保管も可能ですが、頻繁に取り出す場合は結露による劣化に注意しましょう。

ガラムマサラを使った美味しいレシピ

ガラムマサラを使ったレシピはたくさんありますが、ここではその中でも特に手軽で美味しいレシピをいくつかご紹介します。

ガラムマサラ塩

ガラムマサラ1に対して食塩1を混ぜるだけ。天ぷらや唐揚げなどの揚げ物、肉や魚の味付けなど使い方は色々です。

ガラムマサラチキン

鶏肉をヨーグルトとガラムマサラでマリネし、焼いたりグリルしたりするシンプルな料理。柔らかくスパイシーな風味が特徴です。

ガラムマサラ入りフライドポテト

ガラムマサラをフライドポテトに振りかけるだけで、一味違ったエスニックなポテトが楽しめます。

ガラムマサラの卵料理

スクランブルエッグやオムレツに少量加えることで、普段の卵料理がスパイスの香りで格段に美味しくなります。

その他にも、ガラムマサラはデザートにも使える万能スパイスです。例えば、焼きリンゴに振りかけると、スパイシーで甘い香りが楽しめます。

このように、ガラムマサラは一度使い始めると、日常の料理に新しい風味を加えてくれる便利なスパイスです。カレー以外の料理でも活用でき、食卓に新しい彩りをもたらしてくれることでしょう。

ブログに戻る

このブログ記事の執筆者

東京 世田谷を拠点にPOPUPやイベントでスパイスカレーレストランを運営しているCARMA(カーマ)徳山です。スパイスをもっと身近に取り入れてほしいとオリジナルのスパイスカレーキットを製造して、全国の小売店で販売しています